平成19年(2007年)も、もうすぐ終わりです。 今年も色々ありました、『偽』の1年がようやく過ぎようとしています。 木遣や梯子乗り、纏振りといった鳶職の技芸を継承している者の1人として思うことは、本物の伝統を継承し続けることは、新しいことを始めることのように難しいことです。 自分流に変化させてしまうことは易しいことですが、それでは正確な伝統継承ではありません。偽装と言わないまでも、模倣(もほう)と言えるでしょう。 来年は、12支の最初に戻って子(ね)年です。『初心忘るるべからず』の気持ちで スタートを切りたいと思っています。 今年もどうも有り難うございました。
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