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ここんところ季節の変わり目で不陽気なせいか、折れ口が3件続いてしまった。 『折れ口』(おれくち)とは隠語で、不祝儀のことを言います。 不祝儀という言い方でも判らない方もいらっしゃると思うので、この際ざっくばらんにゆっちゃうと、葬儀、葬式、通夜のことです。
「どこ行くんだい?」・・・「ああ、葬式が出来ちゃって・・・」なんてーのは、聞く方も、聞かれる方も縁起の悪い言葉が出てきて、野暮ったい話です。 そこで縁起の悪い言葉を隠語で表す訳です。
ちょっと前まで葬儀屋といえば、(仮称)愛善社とか○×互助会なんて云って、社名のには「葬」の字は縁起が悪いから決して使わなかったものです。 それが、今では・・・トホホな状況ですよ・・・。 日本人としての美意識とか、「チョットいいんじゃない」という粋な部分が欠落している。
なんで『折れ口』が不祝儀の隠語になったのかというと、これは割と生々しい話で、昔まだ土葬だった頃、棺桶といえば小判型で、云ってみれば酒樽の親方みたいなやつだったらしいですよ。 今でもここは同じですが、亡くなると布団に寝かせて顔には白い布を被せておく訳です。 そうしておけば、当然死後硬直で、亡くなった方の体はカチカチに硬くなってしまうのですが、小判型の棺桶は座棺で、桶の中に人間を座らせるように押し込まないと入らないのです。 そこで、棺桶の中に遺体を格納するときに、折り曲げなければならないのは、腕と足なのですが、骨ごとボキッと腕と足を折って格納しないと、棺桶に収まんない・・・ つまり『折れ口』と伝え聞いております。 だから、幽霊は両手をダラーンと下げて出てくる・・・そうも聞いております。
まーこんな話もお彼岸だから好いかナー。 |
19:29, Wednesday, Mar 19, 2008 ¦ 固定リンク
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