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図説『江戸文字入門』(河出書房新社・ふくろうの本)という御本が出版されましたので、早速買ってきました。 著者はいつもお世話になっている橘流寄席文字書家・橘 右橘(たちばな うきつ)先生です。 先生には、かつて浦和に寄席文字(よせもじ)のカルチャー教室があったときに寄席文字を習って以来のおつきあいで、もう10年以上にもなる。その間、千社札(せんしゃふだ)の交換会である東都納札睦の入会に推挙して頂いたり、会社のロゴを江戸文字で書いて頂いたり、子供誕生の際には引き出物の為にやはり江戸文字で名前を書いてもらったり、最近では2月17日のブログに写真が出ている扇子の字を書いてもらったりと、さんざんお世話になっています。もちろん私の千社札の字も書いてもらってます。 右橘先生は主に落語に使われる寄席文字と千社札や半纏などに使われる俗にいう江戸文字(書法の特徴から籠字(かごじ)ともいわれる)と、更には荒井三鯉の名前で歌舞伎に使われる勘亭流も書きこなす。 そんな先生が書いた本だから、よいしょする訳じゃないけどカラー写真が多くわかりやすい、それでもって1800円は安いと思う。 絶版になっている講談社の『千社札』という関岡扇令先生の御本は、古本屋で1万円なら安い方だものなー。 本の内容はお手にとって確認してください。世間にあふれ返っている既成の印刷物のなんちゃって江戸文字と本物の差を少しでも感じられれば審美眼というか、鑑定の目というかが養えるんじゃないかと思いました。 ちなみに90ページに出てる下段の絵ビラに出てる題名『浦和・やま田』は私のことです。 |
by ken ¦ 19:37, Thursday, Feb 22, 2007 ¦ 固定リンク
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