山田の目blog

山田工業社員の目から見た日常をお伝えします。

山田工業ホームページ

 

2024年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18
19
20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

最近の記事
埼玉県連若鳶会50周年

令和5年1月号

持ち上げました

12年ぶりの激レア

さいたま新聞に載りました

浦和の出初め

埼玉WABI SABI大祭典2020

妻沼聖天の御開帳

平成最後の出初式

過去ログ
2023年 6月
2023年 1月
2022年 6月
2022年 4月
2022年 1月
2020年10月
2019年 3月
2018年12月
2018年 9月
2018年 7月
2018年 6月
2018年 1月
2017年11月
2017年 5月
2017年 4月
2017年 3月
2016年11月
2016年10月
2016年 9月
2016年 8月
2016年 7月
2016年 6月
2016年 5月
2016年 4月
2016年 3月
2016年 2月
2016年 1月
2015年11月
2015年10月
2015年 9月
2015年 8月
2015年 7月
2015年 5月
2015年 4月
2015年 1月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年 8月
2014年 6月
2014年 5月
2014年 4月
2014年 3月
2014年 2月
2014年 1月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年 9月
2013年 8月
2013年 7月
2013年 6月
2013年 4月
2013年 3月
2013年 2月
2013年 1月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年 9月
2012年 8月
2012年 7月
2012年 6月
2012年 5月
2012年 4月
2012年 2月
2012年 1月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年 9月
2011年 8月
2011年 7月
2011年 6月
2011年 5月
2011年 4月
2011年 3月
2011年 2月
2011年 1月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年 9月
2010年 8月
2010年 7月
2010年 6月
2010年 5月
2010年 4月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 1月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年 9月
2009年 7月
2009年 6月
2009年 4月
2009年 2月
2009年 1月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年 9月
2008年 8月
2008年 7月
2008年 6月
2008年 5月
2008年 4月
2008年 3月
2008年 2月
2008年 1月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年 9月
2007年 8月
2007年 7月
2007年 6月
2007年 5月
2007年 4月
2007年 3月
2007年 2月
2007年 1月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年 8月
2006年 7月
2006年 6月
2006年 5月
2006年 4月
2006年 3月

 



大山参り
神奈川県伊勢原市大山

大山阿夫利神社(おおやま・あふり・じんじゃ)

明治時代に神仏分離になってからの名称らしい、江戸時代には相州大山石尊権現(そうしゅう・おおやま・せきそん・ごんげん)と呼ばれていたそうである。

納札家の方のブログを拝読していましたら、大山参りに行ってきた・・・とありました。
『男子出世の神社だから、一生に一度はお参りしなくてはいけない。』と小耳に挟んだことは有っても、なかなか足が向かないで今日(こんにち)に至ってしまっている。

インターネット・・・なんて便利なツールだろう・・・。

前述の根拠がアッという間に見つかってしまった。それを以下に貼る。

(前略)
例えば、埼玉県下で大山を「出世の山」「出世の神」として崇め、「男が十七歳になると一人前の印として大山に登る」という伝承は、裏を返せば十七や二〇歳になっても大山にのぼらなければ一人前の大人として認められなかったことになる。いわば成人式としての儀式が「初山参り」だったのである。

 浦和では、男子十五歳で「ハツヤマ」と称して大山に参拝に行く。これをしないと出世しないとされる。とくに長男は家に経済的なゆとりがなくとも無理してでもハツヤマはさせろといわれている。このハツヤマを済ますと村の若い衆講にも加入することができ、他の代参講にも参加できる資格を得る。代参は四月に行われ、出かける前には必ず水垢離を取ったと伝える。

 初山参りが見られる地方で共通する行為に、出発に先立って水垢離をして身を清める行為がある。

 川口市では出かける前に見沼用水に四本竹を立てて注連縄を張り、その中で水垢離を行う。

 また埼玉県比企郡都幾川村大野では、終戦後大山参拝が絶えてしまったが、竹の谷とグミの谷の二つの地区で組を作って全員が大山講を組織している。籤引きで二人を代参に立て、出発の前に野菜と酒を「精進堂」に持ち寄り、朝食を済ませて川で水垢離を取るという別火、精進が行われる。‥略‥

 そして初山参りに共通して見られるものに大山登拝の後、下山して江の島や鎌倉などに出て精進落しの意味でよく女を買うことがあげられる。水垢離や別火・精進を経て登拝し、下山後に一人前の印として女遊びという過程は、イニシエーションとしての儀礼であり、(以下略)

出典
『大山信仰―民衆宗教叢書第22巻―』(p110〜)
鈴木章生「相模大山信仰の成立と展開」――民衆参詣の動向と信仰圏をめぐって――


19sekisongori東都名所 両国の凉 国芳  右下が水垢離を取る大山参りの人々。手に持つのは「納め太刀」。





「石尊参垢離取、相州大山石尊、(朔日山、六月二十八日より七月七日に至、盆山、七月十四日より同十七日の朝山に至)
 浅草川にて一七日こりをとりて石尊禅定する也。乳のかぎり水にひたし、さんげさんげ六こんざいしょう、おしめにはつだいこんがうとうじ、大山大聖不動明王、石尊大権現、大天狗小天狗という文を唱へて、もも度水をかづく也、このこと中人以下のわざにして、以上の人はなし。」

出典『続江戸砂子(1735年版)』


昔は山登りと申しましても、今のように運動という訳ではなく、ご信心でお出かけになりましたもので、富士詣り・道了尊、あるいは大山参りなどで、中で大山はいちばん江戸に近いというので、たいそう繁盛したものだそうで・・・・。
大山へ行く前に、両国に垢離場(こりば)というものがありまして、ここで水垢離を取ります『慚愧懺悔(さアんげさアんげ)、六根清浄(ろっこんしょうじょう)、大山大聖(だいしょう)不動明王、大天狗小天狗・・・』なんてえことを言いまして、一七日(いちしちにち)と言いますから一週間は、ここで精進潔斎をし、それからお山へ登りますので。六月の二十六日から七月の七日までを初山と申します、七月十四日から十七日までを盆山といって、いずれも納め太刀を持ちまして・・・・木で作った太刀で<奉納大山石尊大権現 大天狗小天狗 所願成就 郷の吉広>と銘を入れたものでございます。

出典『落語「大山詣り」導入部分 三遊亭圓生 圓生全集第二巻より』

ケーブルカーも有るそうですので、夏休みに遅ればせながら行ってみようかな?!
20:56, Tuesday, Aug 03, 2010 ¦ 固定リンク

■コメント

おはようございます。
大山詣りは、何年か前に文字文字会で行きました。
振り出し竿で札も打ってきました。
子供の頃はたまにハイキングで行っていたんですが、
なかなか行く事がなくなりました。
秋になったらいいかもしれません。
お豆腐でも食べに行きましょうか。
名前: ヨシスタジオなか園 ¦ 09:18, Thursday, Aug 05, 2010 ×


件(くだん)の話ですね・・・

登る前に(お酒)飲んじゃって、ケーブルカーで登ればいいのに、歩いて登山したもんだから遭難寸前だったという・・・

更には奥の院に行った一行が、さっぱり帰って来ないから、茶屋で留守番隊がグデングデンに出来上がってしまったという伝説のツアーですね。

大山参りは酷暑を避けて、もう少し涼しくなったらの方がいいですかね〜。
名前: 山田の目 ¦ 11:09, Thursday, Aug 05, 2010 ×


△ページのトップへ
 


最近のコメント

最近のトラックバック

携帯で読む


Powered by CGI RESCUE